ハインリッヒの法則とヒヤリハット対策!
こんにちは、伊江島観光バス株式会社 沖縄営業所 Blog担当のリュウです。
皆さんは、
“300:29:1”
この数字を見てピンと来ますか・・・?
恐らくドライバーの方々、工場勤務の方々なら目にしたことがある数字かと思います。
・・・この数字は「ハインリッヒの法則」の1つであり、多くの企業で災害発生抑止として掲げられています。
今回はそんなハインリッヒの法則を、
「交通事故」で考えるというお話しです。
ハインリッヒの法則とは?
ハインリッヒの法則とは,事故の回数を表す法則ではなく怪我の有無を表す法則です。
ハインリッヒはアメリカの損害保険会社に勤めていた安全技師で,ある工場で発生した労働災害を調査しハインリッヒの法則というものを見出しました。
そもそも「ハインリッヒの法則」には複数の法則があります。その中でも「300:29:1の法則」は、労働災害の世界で有名な事故についての経験則です。
この法則の基本的な考え方は、ある同一人物が330回事故にあったとき,300回は怪我をせず,29回は軽い怪我(その場の応急手当で済むもの)をし,1回は重い怪我(死亡などの重大事故以外も含む)をしてしまいます。その背後にはおそらく数千に達すると思われるだけの不安全行動と不安全状態が存在するのです。
ハインリッヒの法則とヒヤリハット
ハインリッヒの法則ではヒヤリハットという言葉が良く使われます。
ヒヤリハットとは大きな事故やケガには至らなかったものの、事故になっていた可能性のある、一歩手前の出来事のことです。
ちなみに、ヒヤリハットは語感から想像できるとおり、「(たまたま何事もなかったけれど)ヒヤリとした・ハッとした」という言葉から生まれた言葉です。
事故の数は対策をすることである程度コントロールすることができますが,いざ事故が起きたときにその怪我の大きさをコントロールすることができません。
この法則によると重大事故の背景には、幾つもの兆候があるというものですが・・・
車の運転であればその下に無謀、荒い、雑といったような「不安全運転」が追加されるものと考えます。大前提として、根本にある不安全運転を無くさない限り1件の重大事故のリスクは0にならないという事です。
伊江島観光バスでのヒヤリハット対策
しかしながらいくら個人が頑張って安全運転に努めていても、皆が安全運転をしている訳ではありません。
そこで、最も得策なのは「ヒヤリハット」を撲滅するという事!
伊江島観光バスでは
株式会社データ・テック『SR-WEB 解析システム』を全車両に導入しております。
『SR-WEB 解析システム』は映像をリアルタイムで記録するドライブレコーダーと、運行データを自動で記録するデジタルタコグラフが一体となっており、車両の運行データを記録するセイフティレコーダ(SR)によって、収集したデータをサーバに送信・解析し、運転診断や危険挙動一覧等振り返ることができる。
運行管理者はこれらのデータを日々チェックし、乗務員が自覚してないヒヤリハットを割り出し、“事故”そのものを回避出来る様に努めて参ります。
皆様が安心して、伊江島観光バス株式会社の貸切バス事業をご利用いただけるよう、引き続き、宜しくお願いします。\(^_^)/